【第305話】FX会社のキャンペーンに左右されて取引してはならない ― 数千円のポイントに釣られて数万円を失うな ―

へたっぴです。

FX投資をしていると、各社が定期的に行う「入金キャンペーン」や「取引応援キャンペーン」が目に入ってきます。期間限定で数千円〜数万円分のポイントやギフト券がもらえるとなれば、つい条件を満たしたくなるものです。僕自身も、これまで何度かその誘惑に駆られてきました。そして先日、久々に「やってしまった!」と痛感する出来事がありました(というか現在進行形中です)。

今回はその体験を共有し、「キャンペーンに振り回されて取引することがいかに危険か」をお伝えしたいと思います。

仕事でも体験を共有することは大事ですからね!!

その割には成長しなさすぎです・・・

マネースクエアの2025年8月入金キャンペーン

今回の舞台はマネースクエアです。

現在(2025年8月1日(金)~8月30日(土))に実施されているキャンペーンは、以下のような内容です。

《特典》
キャンペーン期間中のご入金(※純増)
10万円ごとに100ボーナスポイントプレゼント!(最大5万ポイント)

※純増=(入金合計額 – 出金合計額)
※FX/CFD口座の純増額を合計して獲得ポイントを計算します
※FX口座・CFD口座間の証拠金振替については入金にも出金にもカウントされません。

《条件》
以下、どちらかのお取引を達成していること
・FXで10万通貨以上の成立
・CFDで100Lot以上の成立

つまり、一定額を入金したうえで「期間中に10万通貨単位以上の取引をする」ことでポイントがもらえる、というものです。

僕は世界戦略で4通貨ペアを運用しているので毎月コンスタントに取引していますが、8月上旬の時点ではそこまで取引量が伸びそうにないと感じていました。ちょくちょく書いていますが4通貨ペアで運用しているとはいえ、4通貨ペアが同時に活躍することはめったにありません。最近ではNOK/SEKは活躍していますが、他通貨ペアの動きがにぶいです。

『条件達成締切日の8月31日までに取引量がちょっと足りないかも。このままではせっかく入金したのに条件を達成できない。ポイントがもらえるタイミングを狙って資金を移動させたのに』

なぜかそんな焦りが出てしまい、「取引量をかせぐために何か仕掛けるか」という発想になってしまったのです。

上旬の時点なので、全く焦る必要もなかったのですけどね。

AUD/NZDショートでのトラリピ追加設定

それで、追加でトラリピを設定することにしました。

そのとき僕が選んだのはAUD/NZD。普段から扱っている通貨ペアではありますが、今回は完全にキャンペーン条件を意識して、ショートのトラリピを1.095~1.11のレンジで決済幅を0.002として追加設定しました。

冷静に考えれば、この設定に強い根拠があったわけではありません。むしろ、「どうせ今の水準なら多少逆行してもすぐに戻ってくるだろう」という安易な期待に近いものでした。

しかしマーケットはいつも、こちらの都合などお構いなしです。設定して数日後に発表されたニュージーランド中央銀行の利下げ発表と同時にAUD/NZDが急騰。気づけば次々にポジションを抱えることになり、取引量は確かに増えましたが、それと同時に含み損も一気に膨らんでしまいました。

重要イベント発生タイミングとか全く考えないで設定しているので、ときどきこういうことが起こります・・。

マイナススワップの落とし穴

さらに厄介なのはスワップです。ご存知の通り、AUD/NZDをショートするとマイナススワップが発生します。つまりポジションを持っているだけで日々コストがかかる状態です。

今回の設定はあくまで「キャンペーン条件を達成するため」のものでしたから、最初から長期保有を前提にしたものではありません。それなのに、急騰によって思った以上にポジションを抱え込むことになり、含み損とマイナススワップのダブルパンチを受けてしまったのです。

さらに設定したばかりで決済がほとんど発生していないため、トラリピのメリットである「細かい決済を繰り返しながら含み損を相殺する」という効果が全く得られていません。結局「取引量を稼いだ代償」として、じわじわと資金が削られていく状態になってしまいそうです。

損切りするか、続行するかの葛藤

現時点ではまだ含み損やマイナススワップは致命的な水準ではありません。しかし、このまま放置してもマイナススワップでじりじり削られるのは目に見えています。そこで頭をよぎったのが「いっそ早めに撤退してしまうか」という判断です。

ところが、もしここで損切りした場合、その金額はキャンペーンでもらえるポイントなど軽く吹き飛ばします。つまり「キャンペーンのために取引したのに、結果的にキャンペーン以上の損失を確定させる」という本末転倒な展開です。

この瞬間、僕ははっきりと悟りました。

キャンペーンのためにトレードするのは愚かな行為すぎると。

そもそも戦略に合わない設定はすべきでない

トラリピに限らずFX取引において最も重要なのは、自分の戦略に基づいてポジションを持つことです。へたっぴな僕が言っても説得力はないのですが、狙える値幅、スワップの方向性、リスク許容度。これらを総合的に考えたうえで仕掛けを組むべきでしょう。

ところが今回は完全に逆でした。キャンペーンを達成するために「取引量を稼ぐ」という発想が先にあり、戦略は後回し。結果的に不利な条件(マイナススワップのショート)での追加設定をしてしまったのです。

トラリピは長期運用に適した仕組みですが、だからこそ「適切な通貨ペアを選ぶ」ことが肝心です。少なくとも、スワップで日々ダメージを受けるような設定は避けるべきでした。

もちろん世界戦略で運用するうえで僕も高値圏、安値圏ではマイナススワップであろうともトラリピを設定しているのでマイナススワップだからと言ってトラリピを設定していないわけではないです。今回は通常の設定に加えて、キャンペーンの条件を満たすだけのために、マイナススワップにも関わらず追加設定したのが失敗だったというだけです。

ポイントはトレードの理由にならない

普通に考えれば取引量を満たす方法は他にもあります。

例えばキャンペーン終了が近くなってから、スプレッドの狭い通貨ペアで数回デイトレードを行えば、10万通貨の条件は簡単に達成できたはずです。それをわざわざトラリピでやってしまったのは、完全に「キャンペーンに振り回された」証拠です。

キャンペーンはおまけであって、本来の取引目的を歪める理由にはならない。

これは多くの投資家に共通する教訓だと思います。

今回の反省点と学び

今回の経験から得た反省点をまとめると、以下の通りです。

  1. キャンペーンは取引の動機にしてはならない
    戦略の一部として自然に条件を満たすなら問題ないが、条件ありきで取引するのは危険。

  2. マイナススワップのポジションは慎重に
    保有すればするほどダメージが積み重なる。特に長期前提の仕組み(トラリピ)には不向き。

  3. 条件達成だけならもっと効率的な方法がある
    短期トレードや通貨の切り替えで済む話を、無理にトラリピでやる必要はない。

まとめ:投資家は冷静であるべき

FX会社のキャンペーンは、確かに魅力的に映ります。ちょっとしたお小遣い稼ぎのような感覚で参加したくなるものです。しかし、それが本来の取引戦略を歪めるきっかけになってしまえば、結局は損失につながります。

投資家にとって大切なのは、常に冷静さを保ち、自分のルールに従うこと。たとえ目の前に「数千円分のポイント」がぶら下がっていても、それを追いかけて数万円〜数十万円の損失を出すのでは意味がありません。

今回の僕の失敗が、これを読んでいる皆さんへの教訓になれば幸いです。キャンペーンに左右されて取引してはならない

この一言を胸に刻んで、これからも市場に、トラリピに向き合っていきましょう。

 

へたっぴ
今日もここまで読んでいただきありがとうございます。時々ぽちっとしてくれると嬉しいです!!

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