【第312話】JGC(JALグローバルクラブ)入会条件と僕のリアルな使い方

 

JGCとは?出張だけで入会条件を達成できた理由は?

へたっぴです。

たまに投資以外にも思ったことを適当に書いています。

今回は僕が利用しているJGC(JALグローバルクラブ)についていろいろ感じたことを書いてます。

最近はweb会議ばかりで出張の機会は減っているのですが、それでも時々飛行機に乗って出張には行く機会はあります。一時期はかなり出張があったのでJALのJGCに入会しています。以前の制度では、年間で一定の搭乗回数やFLYONポイントを達成するもしくは年間で50回搭乗すれば、その年だけ「サファイアステータス」を得られ、その資格をもとにJGCへ入会できました。いわゆる「修行」のように私費で搭乗を増やすことは一切していません。費用は0円でJGC入会条件を達成できています。

ちなみに「JGC(JALグローバルクラブ)」とは、JALの上級会員向けに用意された、いわば「永続ステータス」で主な特典は以下のとおりです。

  • サクララウンジの利用
  • 優先搭乗、優先チェックイン
  • 受託手荷物の優先扱い
  • 提携航空会社ラウンジの利用

空港での快適さをサポートしてくれるため、飛行機に乗る人にとってそれなりに憧れの存在となっているかと思います。搭乗時に「Group1、JMBダイヤモンド・プレミア会員の方をお先にご案内します」、「続いてGroup2エメラルド、サファイア、JALグローバルクラブの方をご案内します」と呼ばれて先に搭乗するビジネスマンを見ていることでしょう。

先に搭乗できるだけなのであまりメリットはないのですが、なんとなく特別感みたいなのは感じます。

ラウンジはまぁ便利です。ドリンクやビールやウィスキーなどのアルコールは飲み放題だし。

海外の提携ラウンジはもっと豪華で、軽食も食べ放題でした。この時ばかりはJGC会員最高!!と思いましたね。

2025年のJGC入会条件はどう変わった?

JGC入会条件は2025年から、この仕組みが大きく変わりました。

これまでのように「1年間で搭乗回数やFLYONポイントを稼ぐ」ことでJGC入会資格を得ることはできなくなりました。つまり、短期集中で一気に駆け抜ける修行ルートは廃止されたのです。

新しく導入されたのがLife Status制度。フライトだけでなく、JALカードの利用や提携サービスなど、生活全般の活動を通じてポイントを積み上げ、その累積でステータスを段階的に上げていく仕組みです。この積み上げとうのが大きなポイントで、積み上げというからには短期利用ではなく、長期的にJALのサービスを利用し続けている人に特典を付与するという姿勢に変わりました。

Life Statusポイント(以下LSP)は、フライトだけでなく日常生活のさまざまな活動でも貯められます。

国内線搭乗:1回につき5LSP

国際線搭乗:区間マイルに応じて加算

JALカード利用:2,000マイル獲得ごとに5LSP

JAL Mall、JAL Pay、ホテル利用などの提携サービス:いろいろ

累計ポイントによってステータス(Star グレード)が決まり、1,500ポイントでJGC Three Star、3,000ポイントでFour Star、6,000ポイントでFive Starとランクアップしていきます。

いったん達成したグレードは“生涯有効”というのが最大の特徴です。

僕も年間50回の搭乗実績があるのは1年間だけ、それまではだいたい30~40回くらいが1年間の搭乗回数でした。旧制度では30回では条件を満たせず、JGC入会はハードルが追加で個人的に修行が必要でした。しかし新制度では、毎年コツコツと搭乗を続ければ、10年ほどでJGCに到達できる可能性があります。これは、短期間に集中して乗れないけれど、長期的にはそれなりにJAL便を使う出張族にとって大きな朗報です。

逆に「1年間で搭乗回数やFLYONポイントを稼ぐ」ことの成果はJMBサファイアになれるというだけでその有効期間は1年間だけ。JGC入会資格を得ることはできなくなったので、長期的にJALのサービスを使わないのであれば修行には意味がなくなりました。

項目 旧制度(FLY ON中心) 新制度(Life Status中心)
JGC入会基準 年間の搭乗回数 + FLY ONポイント等で JMBサファイア等を得て、そのステイタス中に申込。 生涯獲得 Life Status Points が 1,500ポイント以上で、対象の JALカードを持っていれば JGC 入会可能。

年間条件ではなく“累積”+“カード保有”が基本。

年間搭乗回数・FLY ON ポイント 入会・ステイタス維持に強く影響。例えば年間目標をクリアしないとステイタスダウンする。 年間搭乗実績・FLY ON はステイタス維持・FLY ONステータス特典等には作用する。

JGC入会そのものには直接使えない。

累積ポイントがメイン。

毎年の修行必要性 入会後もステイタス維持のためには一定の搭乗などが毎年必要。 Life Status は“生涯蓄積型”。ただし、Star グレード特典など一部特典には“カード保有”・“対象サービス利用”などの継続条件あり。

搭乗回数が少なくとも日常の活動で積み上げ可能。

僕の現在のLife Statusポイントと今後の見通しは?

僕自身の現状を整理すると、Life Statusポイントは2350ポイントです。現在はJGC Three Starに位置しています。ずっとJALを使っているので新制度でもJGC会員になることはできていました。

今のライフスタイルで年間で増えるポイントはおおよそ80~100ポイント。計算上は、あと7~10年でJGC Four Starに到達できそうです。

目標 Star グレード 必要 LSP あと必要な LSP 年間獲得見込み 要する年数の目安
JGC Four Star(3,000ポイント) 3,000 3,000 − 2,350 = 650 80-100/年 7〜9年
JGC Five Star(6,000ポイント) 6,000 6,000 − 2,350 = 3,650 80-100/年 36〜46年(かなり長期)
JGC Six Star(12,000ポイント) 12,000 12,000 − 2,350 = 9,650 同上 ~100年以上(実現はかなり厳しい)

現実的に目指せるのはFour Starまでですね。ただしこれは「自然に積み上がる結果」であって、積極的にFour Starを目指しているわけではありません。出張や日常生活の延長線上で得られるものであり、特別な努力をしているつもりはありません。

コロナ以降、出張減少とLCC利用でどう変わった?

コロナ以降、僕を取り巻く出張環境は大きく変化しました。

以前はそれなりに全国を飛び回っていましたが、今は出張自体が大幅に減少。結果として、フライトによるLife Statusポイントの蓄積は激減しています。

またLCC(Peachやジェットスターなど)で安く快適に移動できる手段がある今、必ずしもJALを選ぶ必要はありません。またラウンジ利用や優先搭乗は確かに便利ですが、利用頻度を考えると「生活必需品」という感覚ではありません。そのため正直に言えば、JGCの特典を十分に活用できているとは言えないのが現状です。

マイルやLife Statusポイントはどうやって貯めている?

そんな僕が現在メインで活用しているのが、ショッピングでのマイルとLife Statusポイント獲得です。

僕はCLUB-Aゴールドカードを利用しており、ショッピングマイル・プレミアムが付いています。還元率は1%なので、日常の買い物や支払いを集約するだけでしっかりマイルが貯まります。

その結果、年間で4~5万マイル程度を獲得できています。これを帰省や旅行に活用しているため、カードの年会費(約1.5万円)は十分に回収できている計算です。

つまり、「マイルを効率よく貯められる仕組み」としてJGCカードを維持しているのが今のスタンスです。

今後の戦略は?Four Starを目指さない理由とは?

ここで、僕の今後のJGC戦略を整理します。

Four Starは積極的に目指さない
→ 到達できれば嬉しいが、そのために飛行機はJALに限定するなどの行動を制限する気はない。

ステータスはあくまでおまけ
→ 出張やショッピングで自然に積み重なる範囲に留める。

ライフスタイル優先
→ 僕自身はそこまで旅行好きというわけではなく、出張も好きではない。JGCは人生の必須条件ではない。

退職後はLCCを活用
→ 平日の真ん中に自由に旅行するつもりなので、コスパの良いLCCを選ぶのが合理的。

マイル活用で元を取る
→ 年間数万マイルを貯められるので、JGC維持に必要なCLUB_Aカードの維持費は十分にカバーできている。

要するに、僕にとってJGCは「ライフスタイルの中心」ではなく、生活の中で自然に得られるボーナスに過ぎません。

「JGCは僕にとってあくまでおまけ」
無理に追いかけるものではなく、ライフスタイルに沿って自然に付き合うのが一番心地よいだろうと考えています。

 

へたっぴ
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