へたっぴです。
突然ですがアノマリーってご存じですか?
アノマリーとは「はっきりした理由はよく分からないけど、なぜか当たることが多い」といった経験則のことです。
昔流行ったマーフィーの法則みたいなものです。
マーフィーの法則は一過性で終わった感じがありますがアノマリーは今でもかなり使われています。
トレードの世界でも多くのアノマリーがあり、「ことわざ」みたいなことがよく言われています。
これはFXだけでだけでなく、株式投資にも当てはまります。
アノマリーのうち最もポピュラーなのが、毎年やってくるもの、つまり季節や月にまつわるアノマリーです。
今年の8月はトランプ砲により円高基調のまま行きそうですが、実は8月は円高になりやすいというアノマリーが存在します。
米ドル/円だけではありません。
カナダドル、オーストラリアドル、ニュージーランドドル、ユーロもです。
今回は今後(8-12月)の為替がどうなることが多いのかについて『we love fx( https://www.fx-foreign-exchange.com/rate/)で見てみました。
*今回はユーロについて記載してません。僕が運用してないので。
1.8月の月足傾向
とりあえず各通貨の8月の傾向を確認しました。
米ドル以外は見事としか言いようがないですね。
特にオセアニア勢の陽線出現率の低さが強烈です。
今年も間違いなく8月は陰線だと思うので、陽線出現率はさらに下がることになります。
予め調べておけば良かった。
あくまで確率なので絶対こうなるわけではありませんが、8月は遊びで売りから入っても良いですね。
来年覚えておきます!!
今後、アノマリー的にはどうなることが多いのか通貨別に見てみました。
簡単なまとめだけ先に書いておきます。
1.米ドル:アノマリーなし。
2.カナダドル:8月下落。9-12月はアノマリーなし。
3.オーストラリアドル:8月下落。9-12月はアノマリーほどではないが上がりやすい傾向。
4.ニュジーランドドル:8月下落。9-12月はアノマリーほどではないが上がりやすい傾向。
1.米ドル/日本円の年後半(8-12月)の月足傾向
2005-2018年の計14回の騰落状況をまとめました。
年後半は五分五分です。
アノマリー的なものはなさそうです。
暴落しそうな月はなさそうなのである意味安心です。
2.カナダドル/日本円の年後半(8-12月)の月足傾向
2007-2018年の計12回の騰落状況をまとめました。
8月だけ突出して陽線出現率が低いですが、後半は偏りはありません。
季節的なアノマリーから言えばチャンスは8月だけでした。
3.オーストラリアドル/日本円の年後半(8-12月)の月足傾向
2005-2018年の計14回の騰落状況をまとめました。
他の月と比較しても8月の下落割合は突出しています。
カイ2乗検定すれば統計的な有意差ありそうです。
それと同時に年後半は月単位で見れば上がる確率が高いです。
8月の底で買ったポジションはいずれ上がる確率が高そうなので、あまり悲観することはないですね。
売りから入った場合、ドテン買いが有効そうです。
かなり先の話ですが来年試してみます(覚えてるかな)。
4.ニュージーランドドル/日本円の年後半(8-12月)の月足傾向
2005-2018年の計14回の騰落状況をまとめました。
オーストラリアドルと状況は一緒です。
年後半はあがりそうなのでロスカットに気を付けていれば、8月の下落も悲観することはないかも。