【第015話】せっかくなのでマネーパートナーズの連続予約注文について紹介

へたっぴです。

 

僕はリピート系FXとしてマネーパートナーズの連続予約注文マネースクエアのトラリピで運用しています。

メインで利用してるFX会社はマネーパートナーズの方です。

 

第12話でもちょこっと触れましたが僕はリピート系FXはマネースクエアのトラリピで始めました。

が、

「スワップが少ない!!」

「リピートイフダンは手数料がかかる」

ということで、マネーパートナーズの連続予約注文に移行しました。

あ、トラリピも使ってますよ!!

決済トレール機能便利だし、ほぼ完全放置できますしね。

 

今回はへたっぴが利用中の「マネーパートナーズnano」、「連続予約注文」を紹介していきます!!

 

マネーパートナーズの連続予約注文はリピート系FX一家の異母兄弟!?

最近は”ほったらかし”できるリピート系FXによる自動売買が盛んですよね。

・マネースクウェア(M2J)のトラリピ

・アイネット証券のループイフダン

・外為オンラインのiサイクル注文

・FXブロードネットのトラッキングトレード

・インヴァスト証券のトライオートFX

・マネーパートナーズの連続予約

中でも、トラリピ、ループ・イフダン、トラッキングトレードなどが有名どころでしょうか。

これらは微妙にシステムは違いますが、

「一度条件を入力しておけばあとはその条件に従って自動で発注⇒決済を繰り返す」

という点ではほぼ同じものです。

が、各サービスでちょっとずつ特徴があります。

全部を試したわけではないので、わからないところもありますがツールの使い勝手も各社で違います。

リピート系注文は一度稼働しだすとほぼ必ずと言っていいほど結構な額の含み損を抱えることになるので途中で停止しづらいと思います。

なので、どのサービスで行うかはじっくり検討したほうがいいですね。

 

マネーパートナーズの連続予約注文もこれらと似たシステムですが、トラリピやループイフダンとは

少し違います。

トラリピ、ループイフダン、トラッキングトレード、iサイクル注文は兄弟くらい似ています。

これら4兄弟と連続予約注文は従妹くらいの関係といったところでしょうか。

もっと近いかな?

4兄弟とは親父だけ同じで、母親が違う異母兄弟くらいの関係?

とにかくリピート系FX一族だけど本家じゃない感じのものが連続予約注文です。

 

連続予約注文は初めの設定にひと手間かかりますが、初心者向けFX自動売買システムトレードのツールです。

というか、仕組み自体は単純なので超初心者向けのリピート系FXだと思います。

トラリピよりも簡単です。

管理サイトがいまいちなので、資金管理のし易さという面ではマネースクエアの方に軍配が上がりますが、

一番簡単にリピート系の自動売買を実現できます。

取り組みやすさのハードルで言えば、

連続予約注文>>トラリピ>ループイフダン>>>トラッキングトレード、iサイクル注文

と個人的には思っています。

 

パートナーズFXとパートナーズFXnanoの2口座がある。

マネーパートナーズには最小取引が100通貨のnanoと、1万通貨のパートナーズFXがあります。

一応、パートナーズFXは初級者~上級者向け、nanoが練習~超々初心者向けとなっていますが、

はっきり言ってパートナーズFXは数~数十億円単位を超短期で動かす大口向けです。

運用資産数千万円程度ではnano口座で十分です。

nano口座の方はスプレッドは広いですが、スワップポイントが多いです。

2つの口座の主な違いを下の表に示しました。

その他の細かな違いは、マネパートナーズのサイトマネパで選べる2つのFX口座に詳しく載っています。

 

パートナーズFX nano パートナーズFX
最低取引単位 100通貨 10,000通貨
ロスカット 証拠金維持率100% 証拠金維持率40%
建玉上限 円換算して50億円まで 円換算して100億円まで
PC取引チャネル クイック発注ボード
WEB取引画面
クイック発注ボード
WEB取引画面
HyperSpeed
HyperSpeed NEXT

 

連続予約注文の基本構造

 

連続予約注文は

・IFD(またはIFO)が新規約定もしくは利食いしたら次の注文を発注するというもの。

・これを最大20回繰り返すように設定できる

*IFDONE注文:新規注文と利益確定注文を同時に発注できる注文

*IFDONE+OCO注文:新規注文と利益確定注文・損切り注文を同時に発注できる注文

というものです。

  • たとえば、
    • 1本目:100円で新規⇒1円の利幅 101円で決済を 20回まとめて発注する
    • 2本目:101円で新規⇒1円の利幅 102円で決済を 20回まとめて発注する
    • 3本目:102円で新規⇒1円の利幅 103円で決済を 20回まとめて発注する

    ・・・

    10本目:110円で新規⇒1円の利幅 111円で決済を 20回まとめて発注する

    ・・・

    20本目:120円で新規⇒1円の利幅 121円で決済を 20回まとめて発注する

このように各注文をひとつずつ20回の予約注文を入れておくことで、トラリピやループイフダンのようなリピート系自動売買と同じようなことができます。

必要証拠金は1注文分のみ

新規発注時が発生するたびに必要証拠金の確認が行われるため、1つの連続予約注文に必要な証拠金は1回分のみで発注が可能です。

AUD/JPY の買い注文1000通貨単位×20回分まとめて注文しても、発注時に必要な証拠金は2万ドル分ではなく1000通貨単位分だけです。

連続予約注文のメリット・デメリット

連続予約注文は1本ずつ(+1回の予約注文別)自由に設定できる

基本的には一本一本の注文の集合体なので、自由に変更できると思って問題ないです。

しかも、各繰り返しの回数ごとにも、設定を変更することもできます(意味はないと思います)。

注文方法に詳しい説明はマネーパートナーズの下記サイトにも記載しています。

連続予約注文の極み

設定幅を価格帯によって変えて設定する

「レンジ範囲は注文の設定幅を広く、レンジ外は設定幅を広くしたい」

連続予約注文なら自由に設定できるので

米ドル/円で

・105~110円は0.5円単位で合計10本

・100~105円は1円単位で合計5本

みたいな注文は簡単に設定できます。

利食い幅を価格帯によって変えて設定する

「100円台は1円で利食い、110円台は0.5円で利食い」

「レンジ帯は回数重視で利食いは狭く、レンジ外は反発見越して広めに」

連続予約注文なら自由に設定できるので

米ドル/円で

・105~110円は0.5円単位で利食い

・100~105円は1円単位で利食い

みたいな注文は簡単に設定できます。

僕は低い価格での買い注文は利食い幅をやや大きめにとっています。

低い価格のポジションはリスクが相対的に低くなるので値幅を取りに行きやすいかなと思っているからです。

そのまま低い価格のポジション付近がレンジ帯になったら、利食い幅を変更してレンジ帯用の利食い幅に変更すればよいだけです。

このあたりの変更も後述しますが自由に変更できます。

注文の追加

「レンジ設定が狭くて外れてしまいそう」

「注文幅広く設定しすぎた」

「証拠金を毎月積立てで追加しながら注文を増やしたい」

「利益が貯まったら、追加で注文を増やしたい」

運用を続けると設定の見直しを行いたいと感じたり、利益が貯まってくると注文の追加を行いたい場面が訪れると思います。

連続予約注文は1本ずつ追加できるのでどんな場面でも簡単に設定の追加ができます。

僕は毎月、証拠金を4万円追加し、3~4本ほど連続予約注文を追加する積立リピートFXという方法で運用しています。

この方法だと積立方式なので初期費用があまりなくてもリピート系FXを始めることができます。

【第001話】積立でリピート系FXやってます。

新興国通貨は3万円からスタート、今月はニュージランドドル・日本円のリピートFXを2万円の証拠金から始めました。

【第005話】マネパnano連続予約注文で3万円から始めるリピート系FX

【第010話】2万円でNZD/JPYの積立リピートFX始めました。

注文の取り消し

「レンジを広く設定しすぎて証拠金が足りないかも」

「狭く注文を入れ過ぎて証拠金が足りなくなるかも」

どんな時でも1本単位で注文を取り消すことができます。

0.5円幅だった注文を1本おきに取り消して注文幅を1円に変更することも余裕です。

ちなみに注文の予約を取り消しても、約定済みのポジションは残ります(+決済注文も残る)。

手動でポジションを取り消すこともできるし、そのままにすることもできます。

利食い幅の変更

「大きく値幅を取りたいから、利食いを0.5円⇒1円に変更したい」

こんな時でも注文を一本単位で修正することが出来る。

もちろん約定済みのポジションに対して変更を加えることもできます。

100通貨単位の取引が可能

パートナーズFX nanoは100通貨単位での取引が可能です。

これは大きなメリットです。

主要なリピート系FX会社の最小取引単位は1000通貨です。

リピート系注文では設定レンジを広くすると1,000通貨単位でも数十万円~百万円超の資金が必要になります。

100通貨単位なら少ない資金からスタートできます。

また、注文単位を細かく設定できるので1回の注文単位を少しだけ増やしたいというときはかなり重宝します。

複利運用がとてもやりやすいです。

30万円からスタートして10%の利益、つまり3万円の利益をどのようにリピート系FXで運用します?

現実的には他社だと設定幅、注文本数を増やすことしかできません。

ロスカットのリスクを変えないかぎり1本あたりの注文単位を増やすことはほぼできません。

1000通貨⇒2000通貨だと単純に資金は2倍に必要になるので。

100通貨単位で調整可能なら、1000通貨⇒1100通貨に変更することができます。

注文単位が10%増えたので利益も10%増えます。

証拠金が10%増えているのでロスカットリスクに変更は生じません。

 

ピラミッド型になるように価格帯によって注文数量を変化させるのも容易です。

低い価格帯は証拠金が少なくすむのでその分多く発注できます。

1000通貨単位の場合、ピラミッドを作るにも相当の資金が必要になります。

僕は下の方の価格は1000通貨ではなく、1100通貨単位で発注する、逆に高い価格は900通貨単位で発注するなどで細かく調整し始めています(まだ完全ではありませんが)。

 

イメージ図にするとこんな感じです。

買いスワップポイントが高い

豪ドルなどスワップが高めの通貨ペアの場合、含み損が大きくてもスワップを貯めて耐える!

という方は多いと思います。

僕は完全にそちら側の人間です。

パートナーズFXnanoでもらえるスワップは比較的高いです。

スワップポイントのランキング比較サイトでもだいたい上位にいます。

(ときどきパートナーズFXしか記載していないランキングがあるので注意です!!)

リピート系FXで運用を続けるとほとんどの期間で含み損を抱えながらの運用になります。

一つの注文とは数か月単位で付き合うことになる場合があります。

そんな時にスワップが多いと精神的に非常に楽です。

また、スワップポイントが高いと毎日資金がすこしづつ増えることになるので、スワップの分だけ塩漬けのポジションの資金が有効活用できます。

塩漬け1ポジションでスワップ年間1500円と4500円と異なると、同じ為替リスクなのにロスカット耐性が違いますよね。

「よーく考えようー。スワップは大事だよー。(特に塩漬けポジション)」

僕は新興国通貨でも連続予約注文使ってリピートFXしていますが、特に新興国通貨はもらえるスワップが高いので含み損がそんなに気になりません。

システム手数料がない

リピート系の売買は決済する回数が多いので手数料はばかになりません。

取引コストが安いのは非常に大事です。

連続予約注文では手数料が無料なので低コストで運用できます。

マネースクエアのトラリピは手数料無料になりましたが、手数料無料なのはトラリピだけでリピートイフダンは手数料がかかります(2019年2月末現在)。

僕が行っているような「都度証拠金を入金or利益が貯まったら、追加で注文を1本づつ増やす」場合、トラリピを再設定するか、リピートイフンダンを追加し範囲を広げる必要があります。

トラリピの再設定は思いのほか面倒くさいです。

まぁリピートイフダンで1本追加ではなく、2本追加すればトラリピになりますが、離れた場所に注文を追加する(仕掛け位置を90円、100円の場所に追加するとか)と管理が煩わしくなりそうです。

取扱い通貨ペア数が多い

パートナーズFXnanoでは18種類の通貨ペアがトレードできます。

26種類のiサイクル注文よりは少ないですがトラリピ、ループイフダンよりは選択の幅が広いです。

個人的にはメキシコペソ円が出来るのがうれしいですね。

あとはカナダドル米ドルができれば言うことなしです。

リピートは20回まで

ひとつの注文は最大で20連続までですが、

50~100pipsの利益幅の場合、ひとつの注文が20回繰り返されるのには1年くらいかります。

僕の連続予約注文での運用は1年弱ですがまだ20回達成した注文はありません。

これくらい余裕があるので実際はデメリットにはならないかな。

そもそも20回まで到達したら、もう一度設定すれば良いだけです。

3分かからないので大した手間ではありません。

新規注文は指値のみ、逆指値は不可

連続予約注文の新規取引は指値のみ設定できます。逆指値の設定が出きません。

ただ、僕はそれほどデメリットには感じていません。

1回だけ注文できるチャンスが減るというだけのことです。

管理画面が使いにくい・表計算ソフトで自分で資金管理する必要がある

こちらのほうがデメリットに感じています。

自由に設定できる分、管理をちゃんとやりたいですが必要資金を計算するようなシステムはありません。

ループイフダンの資金管理表やトラリピの設定計算で凡その計算をする必要があります。

僕は仕事柄分析するのは得意なので表計算ソフトやデータベースソフト使って自分で細かく管理しているので別に必要はないですが、あれば便利ですよね。

この他にも管理画面が使いにくいなぁと感じることはありますが、それはまた別の機会に。

 

まとめ

・単なるIFDONE注文の集合体なので、仕組みが単純で超初心者向き

・単なるIFDONE注文の集合体なので、設定の自由度が非常に高い

・パートナーズFXnanoはスワップが高いので塩漬け期間が長くても効率的に運用可能

・100通貨単位取引が可能なので複利運用や、ピラミッド型注文など効率的に運用可能

・連続予約注文は最大20回の繰り返しと上限あるので完全放置はできない(1年放置は可能)。

・逆指値ができないが、そこまでデメリットではない

改めて整理すると驚異的なスペックです。

他のリピート系FXと比較して手間がかかるとも言われていますが、その分利益に繋がりやすいと思います。

手間をとるか、利益を取るか。

僕は運用資金が多くないし、完全放置による不労所得にもこだわっていません。

これくらいの作業で利益を多く取れるなら、もちろん手間(労働)かけます。

 

今回はえらい長文になってしまいました。

ここまで読んでいただいてありがとうございます。

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