【第074話】8月のアノマリー(脅威の陽線出現率!!)

DanaTentis / Pixabay

 

へたっぴです。

 

突然ですがアノマリーってご存じですか?

 

アノマリーとは「はっきりした理由はよく分からないけど、なぜか当たることが多い」といった経験則のことです。

昔流行ったマーフィーの法則みたいなものです。

マーフィーの法則は一過性で終わった感じがありますがアノマリーは今でもかなり使われています。

トレードの世界でも多くのアノマリーがあり、「ことわざ」みたいなことがよく言われています。

これはFXだけでだけでなく、株式投資にも当てはまります。

 

アノマリーのうち最もポピュラーなのが、毎年やってくるもの、つまり季節や月にまつわるアノマリーです。

今年の8月はトランプ砲により円高基調のまま行きそうですが、実は8月は円高になりやすいというアノマリーが存在します。

米ドル/円だけではありません。

カナダドル、オーストラリアドル、ニュージーランドドル、ユーロもです。

今回は今後(8-12月)の為替がどうなることが多いのかについて『we love fx( https://www.fx-foreign-exchange.com/rate/)で見てみました。

*今回はユーロについて記載してません。僕が運用してないので。

 

1.8月の月足傾向

とりあえず各通貨の8月の傾向を確認しました。

米ドル以外は見事としか言いようがないですね。

特にオセアニア勢の陽線出現率の低さが強烈です。

今年も間違いなく8月は陰線だと思うので、陽線出現率はさらに下がることになります。

予め調べておけば良かった。

あくまで確率なので絶対こうなるわけではありませんが、8月は遊びで売りから入っても良いですね。

来年覚えておきます!!

今後、アノマリー的にはどうなることが多いのか通貨別に見てみました。

簡単なまとめだけ先に書いておきます。

1.米ドル:アノマリーなし。

2.カナダドル:8月下落。9-12月はアノマリーなし。

3.オーストラリアドル:8月下落。9-12月はアノマリーほどではないが上がりやすい傾向。

4.ニュジーランドドル:8月下落。9-12月はアノマリーほどではないが上がりやすい傾向。

1.米ドル/日本円の年後半(8-12月)の月足傾向

2005-2018年の計14回の騰落状況をまとめました。

年後半は五分五分です。

アノマリー的なものはなさそうです。

暴落しそうな月はなさそうなのである意味安心です。

 

2.カナダドル/日本円の年後半(8-12月)の月足傾向

2007-2018年の計12回の騰落状況をまとめました。

8月だけ突出して陽線出現率が低いですが、後半は偏りはありません。

季節的なアノマリーから言えばチャンスは8月だけでした。

 

 

3.オーストラリアドル/日本円の年後半(8-12月)の月足傾向

2005-2018年の計14回の騰落状況をまとめました。

他の月と比較しても8月の下落割合は突出しています。

カイ2乗検定すれば統計的な有意差ありそうです。

それと同時に年後半は月単位で見れば上がる確率が高いです。

8月の底で買ったポジションはいずれ上がる確率が高そうなので、あまり悲観することはないですね。

売りから入った場合、ドテン買いが有効そうです。

かなり先の話ですが来年試してみます(覚えてるかな)。

 

4.ニュージーランドドル/日本円の年後半(8-12月)の月足傾向

2005-2018年の計14回の騰落状況をまとめました。

オーストラリアドルと状況は一緒です。

年後半はあがりそうなのでロスカットに気を付けていれば、8月の下落も悲観することはないかも。

 

へたっぴ
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