へたっぴです。
今回は塩漬け万歳!!という話です。
FXでの塩漬けとは?
ポジションを持った後に思惑とは逆方向に進んでも損切りをせずに、
そのままポジションを持ち続けることをいいます。
数分程度では漬かっていないので塩漬けとは言いませんが、1日、1週間、1ヶ月、それ以上と、
自分の考えていたポジション保有時間を超えてしまえば塩漬けと考えていいと思います。
塩漬けポジションを抱えている人は、「そのうち戻るだろう」という希望的観測で持ち続けてしまいます。
もちろん僕もその中の一人です。
なかなか塩漬けポジションが解消されずに保有し続けてしまって悩んでいる人は多いようです。
しかし、僕は塩漬けポジションを抱えてもあまり気にしません。
「塩漬け」のイメージは悪いです。
「FXで戦略のない塩漬けは最悪。」
という意見もありますが、僕にはよくわかりません。
戦略があろうがなかろうが含み損の額は変わりませんし、為替が戻れば同じじゃないのと思います。
損切?
基本やりません。
もちろん例外はあります。
「マイナススワップのポジションの損切」と「ロスカット防止のための損切」です。
損切して勝てるの?
・何ヶ月もの塩漬けになってしまえば機会損失の方が大きくなってしまいます。
・資金効率が悪い
ということで損切が推奨されます。
機会損失というのは勝率が高い人だけに当てはまる言葉だと思っています。
例えば100万円投資したとして10万円の含み損になったので損切したとします。
残り90万円ですね。
機会損失しないように、この90万円を再度投資することにします。
次は勝てますか?
僕のようなへたっぴ投資家は機会があるために逆に損失を出してしまう可能性が高いです。
というか70%の個人投資家がFXで損失出している現状を考えるとほとんどの方がそうなのでは?
損切して次の機会を待つ方がよいという意見はかなりあります。
「損切りができて中級者以上」、
「損切り出来るようになって全体として勝てるようになった」
よく聞きます。
でもこれは次のトレードでは勝つことが前提ですよね?
そもそも次は勝てますか?
今回負けているんですよ?
僕はへたっぴなので相場は明日もありますが、明日の相場で勝てる自信は全くないです。
僕が次のトレードで勝つより確率よりも、相場が元に戻る確率のほうが高いと思ってます。
名前:すずめちゃん 投稿日:2009/02/06(金) 02:48:39.39 ID:japwSQWX
FXをお前ら難しく考えすぎだろ
株より基本通りに動くので機械的に-2%で損切り+4%で利食いで十分
俺はこの手法で820万を140万にした
名前:すずめちゃん 投稿日:2009/02/06(金) 02:50:45.09 ID:4FXHcmB7
>>97
おまえそれじゃ失敗するわ・・・・
-5%で損切り+5%で利食いで十分
俺はこの手法で400万を12万にした
2chの有名なコピペですが、リアルでこうなる自信あります。
100万円が80万円になったら20%の損失ですが、再スタートして100万円に戻すためには25%の利益を上げる必要があります。
僕はへったぴ投資家なので、できるだけ損切はせずに為替の回帰性とスワップに任せます。
損切せずにおいしく塩漬けを作るために
プラススワップの玉しか持たない。
FXにおいて「スワップの力」はやはり大きいです。
時間がいずれ「負け」を「勝ち」にしてくれます。
塩漬けポジションは待っていれば解消できることも多いです。
つまり買いポジションを持ったときにプラススワップの通貨ペアを選択しなければなりません。
(一部マイナススワップのペアも持っていますが、全体からするとわずかです)
長期間買い続けられるポジションサイズを保つ。
これも巷ではよく重要と言われる、資金管理というものです。
長期間とはどの程度であれば良いかは、気分や状況によって変えられますが・・・。
僕は1ポジションについて5年程度は付き合うことを前提としています。
特に新興国通貨でもリピートFXしていますが5年単位で塩漬けポジションと付き合う気です。
自分から別れを告げるつもりはさらさらありません。
FXは塩漬けしていても、強制ロスカットに掛からなければいつかは利益になります。
月足、週足、日足のトレンドを間違ったとしても相場は大抵戻ってきます。
大抵なので絶対ではありません。
もちろん大暴落相場では損切設定していないリピートFXは、大きな含み損を抱えてしまいます。
それでも、相場はいつかは戻ってくるものです。
仮にリーマンショック前に100円でロングポジションを掴んでしまっても、
ロスカットにさえかかならければ、利益で終えているのです。
むしろ、最近の価格を見ると100円のロングポジションはなかなかのお宝ポジションです。
しかも、毎日スワップポイントがたまっています。
つまり、資金管理を間違わなければ・・FXでそう簡単に負けることはないということです。
FXで退場するほとんどの人はハイレバレッジを掛けた短期トレードに固執しているんじゃないかと思います。
何度も書きますが僕はへたっぴです。
なのでFXは塩漬けポジション抱えても問題ないくらいの資金管理をしながらのんびり低レバレッジで運用します。
ただし例外はある。
マイナススワップとなるポジションだけは損切りはありだと思います。
マイナススワップに癒し効果はありません。
時間が経てば経つほど、支払いが増えます。
さすがにこれは痛いです。
大きなマイナススワップを抱えたポジションはよっぽど高い値段にいかないと利益出ません。
為替の回帰性からだいたいのポジションは元に戻る可能性は高いという意見には大賛成ですが、大幅に高くなるかはさすがに手を挙げかねます。
つまり時間が経てばたつほど、マイナススワップを吸収できる確率は減り、そのうちプラス転換が見込めなくなります。
ほぼ100%負けが決まります。
この場合、損切以外の選択肢はありません。
僕の運用の中でAUD/NZDはマイナススワップです。
しかもロングもショートもです。
そんなに酷いポジションを持ってるわけではないのが救いですが、プラスになる可能性が消滅しそうなときはさすがに損切する羽目になると思います。
ここまで偉そうに書きましたが僕は損切りで大失敗した経験があります。
塩漬けじゃなくて損切りで失敗です。
塩漬けで失敗ならまだいいです。
プラススワップが時間をかけて癒してくれます。
損切りの失敗はなかなか癒せません。
だって資金がなくなるのですから。
下落してあー良かったと思っても、為替は回帰性がありいずれ戻ってくる可能性が高いので一時しのぎの可能性があります。
つまり無駄な損切りになる可能性があります。
大失敗の損切りを経験した以上、自分の心のロスカットを高くして(実際は80円まで耐えることができるが85円でロスカットになると仮定してポジション量を調整する)資金管理を慎重にしたいと思います。
リピート系FXは塩漬けが前提
連続予注文、トラリピ、ループイフダン等のリピート系FXは塩漬けが前提です。
予め損切も設定はできますが、「損切ばかりしていると将来の利益に結びつきません」ので、損切しない(=塩漬けポジションを抱える)のも手法として大有りです。
僕は1年以上前のポジションを抱えています。
<3月20日の時点のポジションです。>
塩漬けのポジションはスワップ獲得しながらじっくり漬け込みます。
前回、リピート系における塩漬けとスワップの重要性(利益率などなど)について書きましたのでよかったらこちらも見てみてください。
【第027話】リピート系FXにおいてスワップって重要ですよね?
投資信託の積立も塩漬けですよね
毎月、投資信託の積立も行っています。
つみたてNISAやiDeCoです。
途中で大幅マイナスになる可能性は十分にあります。
でも、積立型の投資信託で損切りしたほうがよいというのはあまり聞きません。
高い時に買ったポジションは塩漬けになりますよね。
資金効率というのであれば、損切りしたほうが良いということになります。
が、積立型の投資信託で損切りを推奨する人はあまりいません。
ポジショントークという面を差し引いたとしてもほとんどいないです。
むしろ大きく下落したときはドルコスト平均法によりたくさん購入できるチャンスになるので、安易な損切りは勧めていません。
積立型は塩漬けポジションを甘受しつつ、下落時にはたくさん購入して全体の取得価格を下げながら長期的にはプラスを目指すというものです。
やっぱり、損切りはするつもりにはなれませんね。
最後に
僕は全ての運用(リピートFX、高スワップ積立、投資信託積立、iDeCo)が積立型です。
何回も書いていますがリピートFXも積立ながら運用しています。
長期保有が前提です。
なので、やっぱり基本的に損切りはしません(マイナススワップのポジション除く)。
塩漬けOKです。
初心者の考えから脱出するつもりもありません。
じっくり漬け込みます。