【第281話】あっきんロスカットのニュースで自分の方針を再確認

あっきんロスカット!

へたっぴです。

先日、有名なトラリピインフルエンサーのあっきんが4100万円ものロスカットを喰らったという記事がネットのニュースになりました。

ロスカット金額の大きさもさることながら、トラリピ界隈では知らない人はいないのではないかというくらい有名な人がロスカットを喰らったということで大きな衝撃です。

あんなに資金管理は大事だと言っていた、そんな人がロスカット喰らうなんて・・・。

と思うところですが、ポリシーに反するということでロスカット回避のための行動も取っておらず、ある意味ロスカットになるのは当然のことでした。

 

あっきんのロスカットの要因は急激なユーロ高円安による為替差損が拡大したからというだけでなく、マイナススワップの蓄積によって証拠金がものすごいスピードで削られたことがが真の要因なのではないかなと思います。なので、コメント欄にはいろいろ書かれていますが僕自身はFXはもちろんのこと、トラリピが怖いとはそこまで思っていません。

 

ユーロ/円は少し前までは金利差が少ない通貨ペアだったので、ロング・ショートともにスワップをそこまで気にしなくとよい、つまり長期で持っていてもマイナススワップを許容できる通貨ペアでした。

特にショートはクロス円通貨ペアでは唯一プラススワップだったので他の戦略組み合わせて、どちらでもプラススワップが期待できる疑似的なハーフ&ハーフ戦略が取れました。

ところが、日欧の金利差が逆転したことでショートポジションがプラススワップからマイナススワップに切り替わり、しかもその後も金利差が拡大しつづけることで1日あたりのマイナススワップポイントがどんどん大きくなるというトラリピにとっては悪夢のような展開になりました。

現在のマネースクエアだと1日あたりのスワップは1万通貨あたり200~230円くらいなので、1万通貨分のポジションを持つだけで1か月6000~7000円分の資金が削られます。あっきんのブログによると1年半のマイナススワップだけで1200万円もの資金が削られています。ここ最近は毎月120万円くらいのマイナススワップが発生していたようです。

おまけに毎月の利益でマイナススワップを相殺できれば良いですが、そのような状況にもなく、サイトを見る限りではただただ証拠金が削られていくような状況のようでした。

1年半で証拠金が20%以上も削られてはトラリピ設定の前提が大きく変わることになるので、ロスカット水準も大きく変化します。仮に為替がそんなに動かなかったとしても証拠金が削られるのでロスカットの危険は時間の経過とともに高まります。

そりゃ、何もしなければロスカットにもなりますね・・・。

あっきんはマイナススワップがキツイのがいやでユーロ/円ショートとカナダドル/円のロング(99円まで)に絞ったはずなのですが、よりによってマイナススワップが原因でロスカットなんて・・・。

例外のない原則はない。There is no rule but have exception

あっきんのロスカットのニュースを見て自分の戦略について落とし穴がないか考えさせられました。

あっきんのトラリピ戦略のコンセプトである『相場を予想しない』というのは共感できる部分があるので僕もトラリピを運用の主戦略において基本はほったらかしだし、損切は原則やりません。

ただ、マイナススワップが発生する通貨ペアの場合は、やはり注意が必要です。また当然のことながら現在プラススワップだからといって、その状態がずっと続くとは限らないので、プラススワップの通貨ぺアでの運用も完全にほったらかしというわけにはいかないと感じているところです。

 

僕はそこまでマイルールに固執しているわけではないので、下がったら裁量的に買い増しするし、なによりもマイナススワップのポジションは損切もします。マイナススワップポジションの損切の決断は遅いですが、利益と相殺できているので、利益がゼロになっただけ程度の範囲で済んでいます。

本当はマイナススワップがなるべく発生しない通貨ペアで運用するのが良いのでしょうけど、この円安では選択肢が限られているので、うまくマイナススワップと付き合いながら運用していかざるを得ません。

現在、主に運用している通貨ペアはAUD/NZDのショート(プラススワップ)、EUR/GBPのショート(プラススワップ)、NZD/USDのロング(マイナススワップ)です。

あと、残骸でCAD/JPYのショートが残ってますが少しづつ損切している最中です。

NZD/USDのマイナススワップは他通貨のプラススワップで少し相殺するとともに月間利益よりも多いということではないので今のところは大きな問題にはなってません。

また毎月のように資金を追加しているので、マイナススワップによって証拠金が削られるということはないようにしています。

逆に言うと資金追加してもマイナススワップによって証拠金が削られないようにマイナススワップのポジションを管理しているとも言えます。

 

マイルールに固執しないとは言っても、ただ一つロスカット水準はめちゃくちゃ余裕を持つということだけは相当に気を付けています。

ずっと以前から言っていますが、余裕を持つ=ポジションを少なくする、だけは続いてます。

≒効率が悪く、利益が少ないということにはなりますがロスカット喰らうよりは1万倍マシです。

今回のあっきんのニュースを見て改めて強く感じてます。

ちなみに各口座の現時点(2024.5.3)での維持率は以下の通りです。

マネパnano:1,130%

マネースクエア:590%

ヒロセ通商:4,000%

マネースクエアだけ少し攻めた設定にしているので維持率が低めですが、運用資金が100万円なので危なくなったらすぐに資金追加して倍にできます。(生活費や貯金とは別に、投資に追加できる資金として数百万円程度待機させてます。)

 

そんなわけで現在のところ大きな穴は開いてはいないとは思いますが、円高になりクロス円通貨での運用が再開されればマネパnano口座での維持率は600~700%になると思います。

維持率が下がればロスカット水準も近くなるので、そんなにのほほんとはしていられないかもしれませんが、あっきんのロスカットを教訓にマイナススワップとポジション量について、しっかりと管理していきたいと思います。

あっきんについて思うこと

あっきんの評判については賛否両論いろいろあるようですが、僕自身は何とも思いません。

何かの商品や手法を勧めていたとしても、実在している商品を勧めているだけだし、勧める以上は期待できることを煽るのは当然であり、通常の営業トークの範囲じゃないかなと思います。

投資に限らずアフェリエイトが設定されているブログなんてそんなものでは?

株の雑誌でも個別銘柄を取りあげて、上昇が期待できる!なんて記事にするのは普通のことなので、やっていることの本質は同じなのではないでしょうか?

あっきんを擁護するわけではないですが、投資は誰にどんなもの(もちろん実際に商品が存在していることは大前提です)を勧められようとも、口コミが良かろうと、後で豹変しようとも、決断して運用するのは自分自身なので100%自己責任でしょう。

トラリピの設定、存在している仮想通貨、これらを勧めようと詐欺でもなんでもありません。

状況によっては利益が出ていた可能性も十分にあります。

 

初心者だろうと、ベテランだろうと、ヘタッピだろうと、上手な人だろうと立つ舞台は同じです。

初心者だからといって手加減してもらえません。

だからこそ僕はあっきんに限らず、他の人の設定など参考にできることは参考にしますが、そのままマネすることはせずに自分の資金と自分自身のリスク許容度から設定を考え、それなりのシミュレーションをしてから運用するようにしています。

利益がそんなに出ているわけではありませんが(だからこそ?)今日も生き残ってます。

最後まで生き残れるようにマイペースで頑張ろうっと。

へたっぴ
今日もここまで読んでいただきありがとうございます。時々ぽちっとしてくれると嬉しいです!!

にほんブログ村 為替ブログ FX トラリピ・トラップトレード派へ
にほんブログ村


FXトラップトレード(トラップリピート)ランキング